無駄な会議

無駄な会議を削減するというのは、色々な会社で頻繁に取り上げられるテーマです。

ただし、この削減が上手くいかないのが、何をもって無駄とするかが見えづらいためです。

組織心理学者でスタンフォード大学教授のロバートI.サットンさんとその協力者がこの問題を解決するために単純なシステムを作ったそうです。

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定例会議を以下の2つの側面から3段階で評価する。

・各会議に必要な労力(事前準備、実際の会議時間、フォローアップなど)
・目標達成における各会議の価値

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とてもシンプルですが、参加者全員に毎回この3段階評価をしてもらえば、色々なものが見えてきそうです。

ちなみに、このモデルからは、以下のようなことが分かってきたそうです。

・月曜日の(定例)会議は、最も価値がある。

・水曜日の(定例)会議は、最も価値が低い。

・具体的なプロジェクト名やチーム名を冠した会議は最も価値がある。

・曖昧な「情報共有」などは最も価値がない。

私の係わる会議も見直してみたいと思います。

新年に向けて

今年もあとわずかとなり、自分自身も世間もあわただしくなってきました。

少し早いですが、新年から取り組みたいことをいくつか。

  • 達成感や喜びが得られる活動を日々のスケジュールに組み込む
  • 「心」に触れる勉強機会をつくる
  • 会社として社会課題に取り組む

1年後、しっかりと振り返れるように取り組んでいきたいと思います!

知的生産の本質

知的生産の本質は、何らかの課題(今おかれた局面で白黒をはっきりすべき論点)にけりをつけること、答えを出すことです。

その為、正しい課題の見極めがとても大切になります。

  1. 答えを出すことにインパクトがあり
  2. 答えが出せて(どちらでも良いではなく)
  3. 明確かつ力強く人に伝えられる

そのような課題に今自分が取り組んでいるのか、

日々、見直していきたいと思います。

逆機能

「お役所仕事」や「官僚的だ」という言葉は、あまりよい意味でつかわれることはありません。

しかし、これら官僚制組織は、リーダーが代わっても安定して動くことが可能な合理的な組織でもあります。

ところが、目標を効果的に達成するための手段として作られた規則が、それは守らなくてはいけないものだという目的になってしまう、「逆機能」が働くと、とたんに硬直的な組織になってしまいます。

「逆機能」は、いろんなところに潜んでいると先に知っておくといろいろ上手くいくのかと思います。

ブランディングと販促

私は販売の専門家ではなく、ブランディングの延長に販促があるのかと思っていたのですが、イメージの提供といつ何がいくらかとは別モノなのだとユニクロの例でよく分かりました。

ちなみに、ユニクロでは、ブランディングは外部専門家に依頼し、販促チラシは柳井社長曰く「僕からのラブレターだ」として自社で作っているそうです。

ユニクロのブランディング

ユニクロの販促

~させていただく。

「~させていただく。」は、ここ10年ぐらいでメジャーとなってきた丁寧語です。

2016年SMAPが解散を発表したとき、「解散させていただくことになりました。」というFAXが関係者に送られ、そのことが一斉に報道されたことがメジャー化のきっかけともいわれています。

2021年のV6の解散コメント、「僕たちV6は、解散します。」と比べると、SMAPは自分たちを押し殺しながら、あらゆる方面に配慮していることがよくわかります。

歴史言語学者の椎名美智さんによると、言葉の上で相手に近づく「近接化」と心理的な距離をとる「遠隔化」の両方を含んだ絶妙な距離感を持っていることが、

させていただく」がよく使われる理由だとおっしゃっています。

(“させて”で近づき、“いただく”で距離をとる)

今を生きる日本人が心地よいと思える絶妙な距離感反映されているのかもしれません。

新しい仕組みの浸透

おはようございます。

本日もよろしくお願いいたします。

2008年から開始されたふるさと納税。

すでに、14年の歴史があるのですね。

賛否がある中スタートし、過剰な返礼品競争に対する批判や

不正などがありながらも、5年もすると浸透し、

10年すると徐々に年末の風物詩となってきた感があります。

新しい考えや仕組が定着するまではやはり、

試行錯誤と時間が必要なのだなと感じます。

言語とコミュニケーションスタイル

おはようございます。

本日もよろしくお願いいたします。

マルチリンガルの人は、その時話している言語により人格、性格が変わるといいます。

例えば、英、仏、日の3か国語を操る方が、

「日本語を話すと口調や話し方が落ち着き、内容も丸くなる」と言われています。

言葉により、思考、性格も変わるのであれば、コミュニケーションにおける海外事例の研究はよほど気を付けないといけないのですね。

          

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LEGOブロックと業務

おはようございます。

本日もよろしくおねがいいたします。

娘が小学校中学年のころ、LEGOが大好きでよく一緒に遊んでいました。

大人も創造力が掻き立てられる玩具です。

さて、LEGOで作る物体は柔軟にその姿を変えることができます。

その理由は2つだそうです。

  • 作り上げた物体が「分離可能な細かいブロックでできていること」
  • 「各ブロックのつなぎ目の仕様(インターフェース)が統一されていること」

これと同じことが企業にも言えるように思います。

企業を構成している細かい業務ブロックを認識した上で、

各ブロックが簡単に他のブロック(業務やシステム)に交換できるようになっていれば、環境の変化に合わせて迅速に自社の姿を変える(トランスフォーメーション)ことができます。

変化の方法

大前研一氏によると、人間が変わる方法は3つしかないそうです。

1番目は時間配分を変える。

2番目は住む場所を変える。

3番目はつきあう人を変える。

そして、最も無意味なのは『決意を新たにする』ことだそうです。。。

身も蓋もない話ですが、1番目が一番現実的なので、

そこからスタートしてみたいと思います。